2023-05-26
こんにちは!絆家シェアハウス代表の平岡です。今回この記事では、絆家シェアハウスにご相談いただいた物件が、実際絆家シェアハウスに管理委託を変更していただいてどのように変化したのか?実際の事例をご紹介したいと思います。
今回この記事でご紹介するのは、大阪・姫島にあるシェアハウスSHELF。
こちらのシェアハウスは、絆家シェアハウスに管理委託変更をする前は一般の賃貸仲介会社に管理を委託し運営されていましたが、2年弱経った時点で入居者さんはわずか2名。特に集客に苦戦されていたところでご相談いただいた物件でした。しかし、
どのような取り組みで満室まで導いたのか、ご紹介したいと思います。
Contents
絆家シェアハウスが管理委託をさせていただく場合は、必ず代表平岡が物件を視察させていただきます。
物件の持ち味やまだ眠っている魅力がどこにあるのか、実際に目で見て確かめさせていただき、可能性を探る時間を取らせていただいています。
今回の物件は、とても素晴らしくオーナー様の愛情が伝わる物件でした。
エントランスから、サインから、設備全体的にとてもこだわりを持って作られており、その想いが感じられる物件でした。
サインも可愛い。
こんなに素敵な物件なのに、どうして埋まってないの?
そんな声が聞こえてきそうなほど、素敵な物件です。
そう、でも、最近多いんです。「デザイン性が高いのに、入居率に苦戦しているシェアハウス」
新築でとても綺麗なのに・・・とても可愛いデザインなのに・・・「稼働率が安定しない」
そんな相談を、よくいただくようになりました。数年前と異なり、おしゃれなシェアハウスが増えてきたからこそ、それだけではなかなか差別化することが難しくなってきたと感じます。
また、絆家シェアハウスに管理委託いただく前は、通常の賃貸仲介会社への管理を委託されていたとのこと。通常のマンションやアパート等の管理ノウハウとシェアハウスの管理ノウハウは同じ不動産であっても全く異なります。
そのため、集客や内覧、入居者さまとのコミュニケーションや日々の管理など、シェアハウスならではの独自の管理ノウハウがないと稼働率を安定させることはなかなか難しいのは正直な話あると感じています。
そんな現状の課題点をご相談いただき、絆家シェアハウスへご依頼いただいた姫島SHELFですが、元々の物件自体はオーナーさんの設備へのこだわりや魅力がたくさん詰まった場所。この魅力を最大限に活かしながら、集客導線とソフト面の設計を結びつけ、稼働率の安定に繋げた取り組みを今回はご紹介したいと思います。
「こんないい物件なのに!」・・・なぜか埋まってない。
そんなオーナー様にはぜひご覧いただきたい事例です。
今回のシェアハウスは、元々のハウス設計がとてもおしゃれなシェアハウス。その良さを活かし、大きくリノベーション等は行わずに「このスペースでどんな風に、どんな人たちが集まり、どんな生活を送るのか」というイメージを最大限に持っていただくための、コンセプト設計とハウスディスプレイによるリデザインを行いました。
ただおしゃれなだけではなく、「誰のための家なのか」をはっきりと明確にし、「自分色で暮らす家」というコンセプトを元に、ツイッターやインスタグラムで2万フォロアーを抱える人気フォトグラファー・インフルエンサーの方を監修に招き、シェアハウスにさまざまな写真を散りばめ、リデザイン。
設備に関しては元々素敵ですので、私たちは暮らす人との距離感を縮めるリデザインを行いました。
BeforeとAfterを、写真でご紹介します。
まずはリビング
一番交流が生まれるリビングには、彩りとインパクトのある写真とドライフラワーを添え、ここに集う皆さんが彩りのある毎日を過ごせるよう、間接照明で光を取り入れました。
キッチンにも彩りを。
廊下の至る所には、20代、30代の若い世代の方たちが、「こんな暮らしを過ごしたい」とイメージを膨らませていただけるよう、温かみのあるフォトグラファーの写真たちを散りばめ、まるでギャラリーのような家に仕上がりました。
Before
玄関にも彩りを添えて。
毎日ここで、1日の始まりにぴったりの言葉を選んでいただける導線に。
リビングでは、たくさんの笑い声と笑顔が溢れますように。
絆家シェアハウスでは、管理運営変更後、そのハウスコンセプトのリブランディングを行なった際、必要に合わせてプロモーション企画を行います。今回の物件では、リデザイン後、フォトグラファーの方と共に共同主催としてオープン内覧会・個展を開催しました。
連日、たくさんの方にお越しいただき、新しく生まれ変わったシェアハウスをご覧いただきました。
「憧れと暮らす」をイメージしたシェアハウスは、「こんな生活をおくりたい」とイメージを膨らましていただけるよう、そのシチュエーションを用意。おしゃれな空間に、温度が添えられ、彩りが生まれました。
コンセプトは距離感が大切。どんな人に、どんな生活を届けるのかを鮮明に描き、たくさんの方々のご協力もいただき、この空間だけの温度と、距離感が誕生しました。
絆家シェアハウスが管理委託変更をさせていただく際に、現時点でのご入居者さまについてもヒアリングをさせていただきます。
今まで数々のオーナー様の相談にのる中で、既存のご入居者さま対応で困っているオーナー様も多い印象です。例えば、(この例は今回のシェアハウス事例とは別の管理委託変更時にあった事例ですが)こんなお悩みもよく伺います。
・特定の人物がルールを全く守らず、いくら言っても聞いてもらえない。そのため、新しい入居者の方が居づらくなり定着せず、すぐに退去してしまう
・長く住んでいる特定の人物がシェアハウスのお局のようになってしまい、色々自由にルールを決めてしまっている。自分の家のように共有スペースに色んなものを置いてしまっていて、注意しても治らない(結果、新しい人が定着しない)
・とても細かいことでクレームを入れてくる入居者の方がいる。対応に疲れてしまった。
・・・などなど。
「新しい入居者さんに来てもらったけど、なぜか早く退去してしまう」
「退去期間が平均1年未満」
そんな傾向のあるシェアハウスは、もしかして中の入居者様同士の関係性・シェア生活でのルールやマナー・ハウス全体の雰囲気、いずれかに課題があるかもしれません。
基本的には、絆家シェアハウスでは入居審査を独自の水準に基づき、かなりしっかり行なっています。
通常の賃貸借契約では収入面等が大きく審査の対象とされますが、シェアハウスは共同生活。目の前の方が実際に入居した際に、共同生活に相応しい方なのか、また私たちの方針とするルールやマナー・考え方に共感いただける方なのか。丁寧にヒアリングさせていただき、ご入居いただいています。
シェアハウスでトラブルが起きるか起きないか
管理がしやすくなるか難しくなるかはそこに暮らしていただく入居者さまの入り口が大切。
勿論稼働率は大切ですが、「モラルのあるご入居者さま」に来ていただくことが何より大切です。
通常ですと内覧(入り口)の時点で丁寧に審査をさせていただくのですが、管理運営変更の場合、すでにそのようなモラルやコミュニケーションの側面より難しい方にご入居いただいている場合もございます。
そんな場合でもご安心ください。管理変更後は、全てのご入居者さまと契約変更の面談の時間をとらせていただき、管理運営のスタンスにご理解いただく時間をいただいています。
通常、ほとんどの皆様は継続してご契約いただきますが、この際にルールやマナーにご理解いただけない場合は、半年の期日を持って契約を結び直すよう同意をいただくよう丁寧に引き継ぎさせていただきます。
管理側のルールやマナーを守っていただけないご入居者さまであっても、それでも家賃を払っていただいているから…となかなか強く踏み切れないオーナー様もいらっしゃいますが、多くの新しい方々に来ていただき、心地よい空間を作るためには時に心を強くして、このような契約更新についても向き合う必要があります。
それはとても難しい対応となりますが、全て絆家側で一括して行いますので、安心して委託いただきたいと思います。
そして新しい風を入れることで、稼働率の底上げに結果大きく繋がる。契約変更時のご入居者様との再契約は、慎重に丁寧に行なって参ります。
絆家シェアハウスは現在全国14箇所に拠点があります。また、シェアハウスとしての管理運営他、卒業した後も繋がることができるコミュニティシェアハウス。そのため、新しく管理委託変更や新規シェアハウスのオープン時には、一定数、姉妹シェアハウスからの移動・卒業したメンバーの再入居の声をいただくことが多いです。
今回の姫島SHELFについても、およそ全体の20%のメンバーは卒業生や姉妹シェアハウスからご入居いただきました。
私たちの中では、姉妹シェアハウスのメンバーが移動することは循環を生むのでとても良いことだと考えており、オープニングの際には他シェアハウスの絆家入居者の皆さんにも遊びに来ていただける風土作りを行なっています。
コミュニティを循環させること、また、1箇所だけではなく全国にいくつものコミュニティの拠点があることは、絆家シェアハウスの強みでもあります。
今回の事例でも、公式アンバサダーとして数ヶ月ハウスのPRを行うメンバーの滞在・口コミからのご入居・姉妹シェアハウスからの移動等、コミュニティからの流動を効果的に戦略に活用することができました。
就任いただいたアンバサダーの発信はこちらです。
インスタグラムやツイッターを中心に、発信力のある、ご入居者様と同世代のメンバーがそのハウスの魅力をリアルに紹介いただいています。
オープンから3ヶ月は特にこのようなPR活動やイベント企画・コンセプト発信等を用いて自社での集客を強化します。
絆家ではこのような温度の伝わる発信・集客宣伝を得意としていますので、ポータルサイトだけに頼ることなく、自社の集客導線から多くのお問い合わせをいただくことに成功しています。
以上、今回は大阪にある姫島シェアハウスの事例をご紹介しました。
現在、姫島シェアハウスSHELFは満室御礼・現在のご入居者の半数を超える方が、2年以上の長期入居を希望いただいた上で入居いただいております。
姫島シェアハウスの事例以外にも、
お任せいただく前の稼働率は、2割以下・5割程度・・・など物件によって様々ですが、稼働率以外にもそれぞれの課題点・のびしろ点も物件に応じて大きく異なります。
・集客(問い合わせ数)なのか
・内覧決定率(入居決定数)なのか
・定着率(退去率)なのか
稼働率が上がらない理由を、数字面からも分析させていただいた後、管理委託変更前に物件視察で丁寧にリサーチをさせていただき、どの視点の部分を改良すると稼働率が上がるのか、それぞれの物件にあった戦略を立てて引き継ぎを行わせていただきます。
そしてお引き受けさせていただくからには、稼働率100%を本気で目指して進めますので、オーナー様に現状の課題点等、ヒアリングにはお時間を頂戴する形になっております。
結果、現時点で2022年にお任せいただいた物件の100%が半年以内に稼働率8割・9割超え・満室御礼のいずれかが実現しています。もちろん、お受けした物件は全て稼働率は50%以下だった物件です。
以上、今回は2022年に管理委託変更を依頼いただいた、大阪物件についての実績紹介でした。
ご覧いただきありがとうございました。
kizunaya