こんにちは。Global HUB 幕張に暮らす、Dです。

夏といえば、水分補給とTシャツといったところでしょうか。

私は、普段から推しのTシャツを着る。フェスやコンサートがない、特別な日ではないタイミングでも気分が上がるから着る。推しからパワーをもらえる気がするし、推しの尊敬するところを自分に反映させたいと思えるし、何よりも推しのことを考えていることが楽しい。推しが頑張っているだろうと想像すると私も負けてられないぜ！と背中を押されるのだ。

意味付けされたTシャツを着ることで、当時の音楽が脳内で流れ気持ちが動く。そんな尊い経験を私は推しを通して日々している。

Global HUB 幕張では、誰かが退居するタイミングでお揃いのTシャツを作成することがある。作成から購入の過程に強制力はない。着用している人がいるとイベントっぽい雰囲気がでる。それを見ることもまたこのムーブに乗っている感じがするというものだ。

壮行会や送別会などで、色紙やメッセージカードを作成し、渡したことがある人もいるだろう。私たちが作成するオリジナルTシャツはそれらに近いものだと認識している。

今回は、オリジナルTシャツとハウスファミリーとの思い出の関係について探ろうと思う。

5月半ば、私たちは動き出した。

ずっと暮らしていたちばちゃんが、5月末、仕事の都合でカンボジアに行くことになったのだ。

キャリーケース2つ（30キロと38キロ）、リュック1つ（10キロ）、総重量78キロを担いで飛行機に乗り込んだというのをこの日見送りに行った人たちから聞いた。流石に重過ぎでは？と思ったが、それでも全部持って行くところがちばちゃんらしくて良いなとも思った。

みんなでちばちゃんの送り出しのためのTシャツ作成することを企画し、色やサイズ、お金の管理など全体をマネジメントしてくれたのは、ゆっこさん。「このあと12時までに発注すると割引がきく」とテキパキと作業を進める様子をそばで見ていたが、まじで敏腕だった。また、デザイナーとしてジャコモと大輔。素材となる写真はGlobal HUB 幕張のみんなで集めた。

過去にも、何個かTシャツを作成したことがある。私が知っている限りでは、みっこさん、こむたんを送り出すとき。ここからは、4月上旬にこむたんを送り出した当時の様子を、Tシャツを通して振り返ってみる。

送り出す当日、朝〜空港にてこむたんに会うところまでのメイキングフォトを紹介する。
空港に向かうまでの電車の中でも、空港のロビーでもアルバムやカードの制作は続いていた。また、この時すでに私たちはTシャツを着用している。

このとき最も考えたことは、こむたんに会った時にどうTシャツを見せるか、だった。考えた結果、こうなった。横並び一列で、服などで隠していたTシャツを一気に見せた。この日の空港で最もインパクトを残した集団となったことだろう。こむたんに喜んでもらいたかったのだ。

このように意味付けされたTシャツを着る/誰かが着ているのを見かけることで、誰かに思いをはせたり、楽しい思い出を呼び起こしたりすることができる。Global HUB 幕張のオリジナルTシャツは、軽やかでポップな印象を受ける。シェアハウスでの日々の過ごし方が反映されているようで、着心地が良い。

メインリビングで誰かに会うと、同じTシャツを着ていて「また着てる！そっちの色もいいね！」という会話を目にする。この様子から、コミュニティやコミュニケーションの意味を体験を通して感じ取った。同じシェアハウスに住んだことをきっかけに、その場にいてもいなくても、喋った回数や親密度は関係なく、コミュニケーションは続くのだ。

Tシャツのモチーフになっている人からパワーをもらえる気がするし、その人の尊敬するところを自分に反映させたいと思えるし、何よりもその人のことを考えていると楽しい思い出が蘇ってくる。頑張っているだろうと想像すると私も負けてられないぜ！と背中を押されるのだ。
自分たちで企画し、デザインしたTシャツを着ることで/目にすることで、会話を思い出し気持ちが動く。そんな尊い経験を私たちはTシャツを通して日々している。

村松美紀