アーティストとして生きるーうみがめ舎ファミリー紹介vol.1めばえー

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アーティストとして生きるーうみがめ舎ファミリー紹介vol.1めばえー

2019-12-13

住民紹介
アーティストとして生きるーうみがめ舎ファミリー紹介vol.1めばえー

[:ja] 
アーティストシェアハウスうみがめ舎がオープンして2ヶ月が経ちました。海まで徒歩5分、潮風を感じる自然豊かなこの環境に集まるアーティスト・クリエーターは、より自分らしく、より自然体に、肩の力を抜いて生きることを大切にしているメンバーばかり。
 
 
オープニングメンバーとしてうみがめ舎に集まり、自己表現を続けるメンバーをこの記事では紹介したいと思います。第一弾はうみがめ舎のアイドル・めばえちゃん。
 
明るい笑顔と柔らかい雰囲気とは裏腹に、ブレない信念を持ったアーティストです。
どうしてうみがめ舎で暮らすことを選んだのか、またアーティストとしてどんな活動をしているのか、隈なく聞いてみました。それでは、どうぞ。
 
 
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ーめばえちゃんについて教えてください。うみがめ舎に出会う前まで、どんなことを、何をしてきた人なのですか?
 
北海道出身。1996年3月29日生まれ。高校卒業後、千葉大学で特別支援教育を学びました。在学中、障害のある方が描いたアート作品をブランドとして商品化する事業を推進するベンチャー「ヘラルボニー」と、ユニークな感性・特性を持つ子どもたちが既存の枠に捉われずに自分で学びを見出すことを支援する「異才発掘プロジェクトROCKET」にインターンとして携わっていました。2019年3月に、地元の帯広市で初個展を開催。卒業後、アメリカ・ノースカロライナ州にある自閉症の人たち専用のキャンプでカウンセラーとして働いた後に帰国し、今に至ります。
 
 
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<作品タイトル「芽生え」>
 
 
 
私については、3年前にTEDxでプレゼンをしたときの動画と、今年の夏にアメリカにいた時に書いた日記を公開することで、価値観を共有できたらと思います。
◎2016年11月TEDxChibaUプレゼンより―
『何が障害をつくるのか~こうするべきという思い込みを打ち壊す~』:
動画はこちらより
 
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(TEDプレゼンの様子)
 
◎2019年7月8日日記より―
自分の中に半端じゃない強さのエネルギーを感じている。それは私だけじゃなくてみんなそうなんだ。そのエネルギーを抑えることを学んできてしまったから、日本にいるときはどんな風にエネルギーを解放してあげたらいいか戸惑っていた。
同調するためにエネルギーを使っていた。でも違う。個々人が別々のエネルギーを持っているから、はじめて調和が生まれるんだ。それが、何か重要なことを生み出すためにすごく必要なことなんだ。
 
アメリカに来て今、どんな人といてもどこにいても何をしていても、エネルギーを抑えずに創造的に解放する術を学んでいる気がするんだ。それは自分にとって大事なことで、日本ではつかめなかったその感覚をここで練習している。
  
皆が持っているエネルギーを、創造的に解放できるような、そしてそれが表現に繋がるような場所・環境・プログラム・道具があったら最高。
「身体」っていう形を与えられて生まれて来た私達。信じていることを形にできるんだよって、自分の中のエネルギーを表現して解放させてあげられるんだよって、感じてもらえるような場所を。そこに来たみんなが自分の中にほとばしるエネルギーを感じて、自分自身が世界を創造している大事なエネルギーの一部だって本当の意味で実感できるような環境を創りたいと思ってる。
 
 
それは物理的につくるとしたらミュージアムや街になるかもしれないし、1対1の関係性を繰り返していくことでコミュニティとして機能させていくこともできるかもしれない。
文化の中のひずみみたいなものも、その場所で表現に昇華させられたらいい。
そういう作品をつくりたい。
 
 
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(作品:祈り)[:]

[:ja] 
ー未来、どんなことを成し遂げたいと思いますか?志や未来を教えてください。
 
人の意識の中に生まれる、偏見や差別に繋がるような「線引き」を溶かしたい。
それは例えば、「障害」についての考え方を、「劣っている」から「違う世界の見方・感じ方をしている」に昇華させること。また物質的な世界に生きている中でも、自分の内なる声・感性や直感に自然と耳を傾けることができるようになる作品を創りたい。
 
例えば絵を通してこどもたちに伝えたいメッセージもあります。個々が抱く気持ちに間違いも正解もないこと、あらゆる感情は自分を守るために生まれていることを、絵本で子どもたちに伝えたいです。
 
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もっと大きな夢をいうと、誰もが、肉体を得て生まれてくる前の状態を思い出せるような、時空を超える体感型ミュージアムを創って、100年先の子どもたちに形として残したい。そして地球の地底奥底を流れるマグマのように、無意識に潜ることで、根底では人類は皆もともと繋がっていることを思い出せるような空間作品を創りたい。
消費するよりも創造することに重きが置かれるような文化を創りたい。
 
 
など・・・。成し遂げたい未来は無限大です。
[:en]
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[:ja]アーティストがシェアハウスを選ぶ理由[:]

[:ja]ー今までシェアハウスに暮らしたことはありますか?
またどうしてアーティストシェアハウスで暮らそうと思ったのですか。

 
実は日本でシェアハウスに住むのは今回がはじめてなんです!
アーティストシェアハウスで暮らそうと思った理由は、私はかなり抽象的に考えてしまうことが多いので、まだ形になっていない漠然としたアイデアを他のアーティストやクリエイターと相談をすることで、具現化するための手段が思いつきやすくなったり、他の人の考えからヒントをもらえることが良い点だなあと思いました。
暮らす人たちがクリエーターやアーティストなので、発想を形にするまでのスピードがみんな早いんです。
 
今はバイトをしながら、自主活動として作品制作をしています。1か月に1~2回ほど、福祉施設でアートのワークショップを企画・実施しています。来年5月からドイツのベルリンに行き、制作をする予定です。
 
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ーアーティストがアーティストシェアハウスを選ぶのはどんな利点があると思いますか。
 
ウミガメ舎は自分で何かを創り出したい人が集まっている場所なので、「動画作成するの手伝ってほしい!」「プレゼンの練習付き合って!」等、得意なことで住人同士が助け合ってコラボをすることも多く、発想を形にするときのスピードが速くなったように感じています。また、リビング、個室、ウッドデッキ等、作品を制作できる場所が家の中に沢山あって、どこでも制作ができるのが、私にとっては大きな魅力です!
 
個展・ワークショップなどもシェアハウスを生かして行いたいと思っています。
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[:ja]可能性は無限大。ここは自然体で表現することを決めた人同士が、繋がりの中で未来を作る場所[:]

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(ハウスファミリーと海辺で焚き火を。火をじっと見つめて過ごす贅沢な時間。その時間を一緒に共有できる仲間がここにはいます)
 
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シェアハウスではまるで花咲爺さんのようと呼ばれるめばえちゃん。めばえちゃんがいるだけで華が咲く、そこの空気が暖かい空気に変わるのはとても不思議な暖かさがあります。うみがめ舎と出会ってくれてありがとう。自然の中でめばえちゃんらしく、これからも作品作りに励んでください。あなたの活動を、絆家シェアハウスは応援しています。
 
 
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うみがめ舎のプロモーションムービーが完成しました!
めばえちゃんの信念と共に、うみがめの魅力をご覧ください。
プロモーションムービーはこちらから
 
アーティストシェアハウスうみがめ舎の詳細はこちらより[:]

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この記事を書いたライター

kizunaya

kizunaya

絆家の広告塔うっちーくん。人好きで、話好き。絆家のいろんなシェアハウスを巡っては、家の様子をブログに上げることが趣味。最近は、東京以外にも大阪にも絆家ファミリーが増えてきてとっても喜んでいる♪
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